漏水調査報告書を作成し、補修方法の概要を説明し、補修見積もり書を提出いたしました。
補修工事には条件を付けさせていただきました。1次側の戸別バルブを閉めたとき二次被害が発生した場合は別途費用になる事とその際全戸断水になるという条件です。
専有部の工事扱いとなり4軒のそれぞれの持ち主(オーナー様)に見積もり等々を送り、一軒一軒、了承を取り工事を行いました。
投資目的の方々ばかりですから、お金の負担が多くならない様に、執拗に値切りが入ります。
いくら値切っても、限度がありますので必要な経費である事を丁寧に説明させて頂き、ご理解を頂きました。
その時の工事時に撤去した給水管です。すごい劣化でしょ。

戸別メーターの2次側のチャッキ(逆止弁)の異種金属接合部から漏水していた。
撤去したチャッキ(逆止弁)、給水管が激しく腐食していてネジ部が溶失していてポロリと折れてしまった。
水道メーターに接続されている継ぎ手の中におびただしい錆こぶが発生しているのが分かる。
配管取替え後の写真です。
という様に実際に補修工事をしても「いつまた別の箇所で漏水するか分からない」
という事を提案書にまとめて管理組合様へ提出しました。
結局、漏水補修工事を行い、4世帯の所有者に請求書と報告書を送付いたしましたが、問題はここの補修だけではなく、マンション全体の給水管が傷んでいる事に注視して頂きたいのです。
当然、今後マンションをどうすればいいのか、給水管と排水管について提案と概算を出させて頂きました。
しかし、管理組合ではそれ以降、何もしようとはしなかった。「どうしたの、マンションがダメになってしまいますよ」と心から叫んでいました。
特にその後に排水管からの漏水補修依頼もきていて、「ちゃんと考え、真剣に対処しなければ、手遅れになる」可能性を指摘し、改修方法も提案書にまとめて提出しました。
いくら投資目的で購入したからといって、マンションの改修工事や延命化工事を無視して良い訳はありません。
マンションで儲けようと思っていたけれどメガネ違いだった事に気づかれた方々もたくさんいると思います。
しかし現実は区分所有者になっていますので、積極的に改修工事等に関わり理解を深めてください。
そして、給水管や排水管は早め早めの延命化工事で今後の費用のかかり具合が がらりとかわります。
資産価値の維持を図らないと、何のための投資目的のマンションだったか分からなくなってしまうと思います。
漏水してからでは何事も始まりません。ただ単に取替えるだけしか方法は残っていません。これは一番最悪で一番費用のかかる方法です。
今の時代は経年30年位までは、有効な延命化工事がございますので、是非、ご検討下さい。
手遅れにならない為に、投資目的の利益は もうあきらめて、いかに長くマンションを維持し、使用するかに視点を移してはいかがでしょうか。
長く維持保全してこそ投資目的が達成できるのではないでしょうか。
放置すると写真の様な 漏水事故 にあいますよ。儲からないと嘆く前に損をしない対策に移行するべきと考えます。
黙っていたら、必ず漏水するのです。 真剣に考えてみませんか。
つづく
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