「人間はあやまちを犯すものである。」と誰かの言葉を思い浮かべながら今日は仕事をしていました。
367世帯の大きなマンション群。排水管の陥没と割れで排水管を約30mほど改修しなければならない、と大手管理会社から提案とともに見積りが提出されていた。
プロの下請けが現場調査して出てきた提案と見積りであるため、大手管理会社はそれを信じ、自分達で詳しく調査もしないで、管理組合に提出したもようであった。
修繕委員も兼ねている理事から「どうもおかしい、本当にそうなのか調べて御社なりの展開と見積りを出してほしい」との依頼があり、調査に向かった。
調査用の高圧洗浄車と排水用ファイバースコープを持参して調査にいった。排水管が割れて落ちているという箇所を調査し、実は鉄管の錆がはがれて流出し、勾配のあまり取れていない箇所に多量に堆積していた。
現場写真1
現場写真2
現場写真3
現場写真4
それで流れが悪くなっていた。排水管はなんでもなかった。桝に入って、下方から上方の桝の管口径がはっきりと確認できる状態であった。
という事は配管は割れてもいないし、脱落もしていないのである。配管の途中に錆た鉄くす゜の様なものが堆積して、それを高圧洗浄したら、下方に堆積物がバケツ1杯とれました。
それがなくなったらスムーズに流れました。それを理事の方と大手管理会社の担当者にみてもらい説明したら大手管理会社の担当者がバツの悪そうな顔をして一生懸命、言い訳の様なことをいっていました。
素直に、調査不足でした。と言えばいいのに、一生懸命に言えば言うほど、最初の説明と食い違ってきている。理事の方もそれが分かり、大手管理会社 対 専門業者の戦いをそばで見て聞いて、なにやらうれしそうだった。
しかし、仕事は誰が勝つとか負けるではなく、真理はひとつ、排水管の割れていないものを割れているので取り替えます。はないだろう。誰でも間違いはあります。
その際にごめんなさいを素直に言うか言わないかでその人間の価値が変わるのではないでしょうか。この後、おそらくこの理事の方は大手管理会社のこの担当者をしんじないのだろうなと思い、少しかわいそうになりました。
しかし、やらなくてもいい工事を詳しく調べないで提案する、その姿勢はいただけません。もし誤診してそのまましらんぷりしたら、死んでしまうかも知れない医療なら、言い訳では済まされません。
私たちは建物の医者でもあると思っています。忙しさや思いこみで間違う事もあるでしょう。間違いと気がついた時は、素直に間違いました。やり直させて下さい。とリカバリーで更に深い信用と信頼を築くことに切り替える事が大切と思います。
今回の事で最も思ったことは、調査は徹底的に行う事、たとえただの調査でも一度現場にはいったら、誤診は認められないという事。どんな場合でも責任を持った調査でなければならない。
もし分からない所があったら何度でも徹底的に調査する事。そこからすべてが始まるのです。
本日の調査も無料調査でした。3人で半日の大調査でした。本来なら大手管理会社さんから感謝をされなければいけないのに、うっとしい目でみるのは何故だろう。
その分、理事さんのまなざしは、間違いなく私たちを信用信頼している目でした。また、最後にとてもすばらしいねぎらいのお言葉を頂戴しました。
真剣な調査は私たちにおまかせ下さい。
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